静さんインタビュー:実耶
なかよしライブラリー神戸店で
店長を務める静さん。
(詳しくは前編をご覧ください!)
後編では
これからやっていきたいことや
今プライベートでハマっていることを
教えてくれました!
△神戸元町を歩いていたらこんなものが!
街の人にも愛される静さん。
私の大好きな先輩です!!(どや!)
(インタビューは2月上旬に行いました。)
・・・・・
––––前に静さんが力を入れたいと話していた「木育」って何ですか?
プレイルーム自体が木育。
木に触れて身近に感じて、
木で何か作って、木のことを知って、
知ったらその後に環境問題とかにも絶対つながってくるんですよね。
そこで何が出来るかって考えて、行動を起こせるところまでが「木育」なのかな。
それができたら、すごく木のおもちゃとつながるのかなって。
勝手な想いだけど。
––––環境のことは多分入社したときは考えていないじゃないですか。
どうしてそういう思考になっていったんですか?
木育がなんでいいのかって思うようになったのは、上司の人と出会ってからです。
面接のときから木育の話をしていて、木のことがすごく好きなんですよ。
私は木のことは好きだけど、
どちらかというと作りたい方だった。
でも木の話とか木育の話とかを聞いていて
これってすごく可能性があって面白いなと思えたんですよ。そこからです、入り口は。
それがなかったら一切思わなかった。
知らなかったし。
だからやっぱり出会いだよね。
––––素敵な縁ですね。
これからやりたいことってありますか?
今度『森の世話人』に登録して
神戸の森の一角を管理する
っていうのをやり始めるんです。
森を管理するから、植樹活動とかそこで好きにやっていいんですよ。
これからプレイルームを使ったイベントが
どんどん入っていくんですけど
産婦人科の先生が来て、無料で命の大切さについて講演してくれるんですね。
そのときに、木の苗木をプレゼントするんです。
その苗木を1年でも2年でも育ててもらったら、愛着湧くじゃないですか、子どもも大人も。
それを森の世話人で登録した山に植えに行ってもらう。そうしたら毎年でも、お店を通さなくても見に行ける。
やっぱり育てるとか、木に触れる機会を子どものころから増やすことによって、
子どもも大人ももっと木を身近に感じてもらえるじゃないですか。
そういうのをしていこうって今なってる。
△木のことが知れる絵本のコーナーも
お店にあります。
––––素敵!この先も楽しみです!
誰かを丸々100%いいって思うことって
実はなくて。
みんないいけど、
この人のこういうところがすごくいい、
この人のこういうところが尊敬できる
って部分に、近づけるように自分が頑張る。
人それぞれのずば抜けた素晴らしいところを尊敬するって感じかな。
ずば抜けたところって絶対あるから。
––––すごくレベル高い話ですよね、
それが出来たら無敵です。
今一緒にお仕事している人はお店のお客さんなんですか?
これからいっぱいイベントをやるけど、全部お客さんですね。
普通の会話ではなく「今回カメラマンさんとして来てくれます」ってなって、じゃあどうしようかって話していくうちに、ずば抜けた部分を見れるんですよね。一緒に仕事ができるから。
それは楽しいね、その人間を見れるっていうのが。
––––普通はずば抜けたところをキャッチできないと思うんですよ。
なんですかね?その深く入り込んで、
大事なものを引き出すスキル。
なんでそんなことができるんだろう。
意識していることってあります?
それは私じゃなくて、みんな好きなんですよ、お店の商品を。
好きなものの話をするときって自分がでません?
いいと思ってくれた人に対しては
私もすごく熱が入るし、その波長があったときって自分のことを話したくなりますよね。
その「好き」を持ち上げてくれてるのが
なかよしライブラリーの商品だと思う。
出会いの場がいいのかもしれない。
––––たしかに!好きな物ってなんか自分を出せるようになりますよね。
では、静さんが今興味があることを教えてください!笑
三線ですね。全く違う話。笑
いま三線の教室に通っていて
めっちゃ楽しくて。
沖縄でやっていたときは自己流だったから
1から直してる。
1つの曲をずっとやってるんですよ。
アサドヤユンタっていう沖縄の昔からの曲。
最初はね、「島人ぬ宝とか弾きたいな」とか思ってて。笑
でももうこれ弾けたら何でも弾けるからって言われて。
いろんなのやらない方がいい、
とにかくそのひとつの曲を完璧にマスターした方がいいって言われてね。
最近ね、その面白さが分かってきた。
味が出てくるんですよね、その曲とか弾き方に。何でもただパッてやっただけじゃ飽きちゃうけど、ひとつのことをずっとやっているといろんな面が見えてくるってありません?
そこまでいくのに飽きちゃったりとかするけど、やっとちょっと楽しいっていう領域が開けてきたから今すごく楽しいんです。
三線って面白くて
毎日弾いていると音がよくなるんですよ。
蛇の皮、生き物を使っているからかなぁ、
音が違って。
毎回先生に音を合わせてもらってから練習するけど「あ、これ弾いてるね」ってちゃんと分かるんですよね。
––––応えてくれるんですね。
なんで三線に行きついたんですか?
きっかけは沖縄で三線居酒屋に行って。
弾いているの見て「うわ、これ私も弾きたい!」と思って、次の日に路上で買って。
行ってすぐくらいのときだったから、そこから私の旅は始まったんです。
弾きながら練習して、それを持っていると
友達ができるんですよ。
––––音楽って素晴らしいな〜。
やりながら教えたりして。これって三線でしかできないことだなって。
沖縄で三線が弾けるのはけっこう魅力ですよね。だってあの地域で似合う曲ってあれしかないですもん。
どこに行っても三線の曲が流れてるし。
私すっごく感動した出来事があって。
沖縄に星がすっごく綺麗に見える桟橋があって、夕日が沈むころから、みんなけっこう外に出るんですね。
ゲストハウスに泊まっているみんなで行って「綺麗だね」って話していたんです。
暗くなってから地元の学生なのかな。
みんなで桟橋歩きながら、歌いながら弾いていて、それがもう感動して。
三本の弦でここまで音が広がるんだって。
––––聴いてみたいな。またいいの見つけますね〜。
・・・・・
こんなに眩しい夢が進んでいくのは
静さんの温かく落ち着く人柄を
みんなが大好きになるからだと思うのです。
木や沖縄というのがぴったりで
好きなものって本当に自分がでるよなぁ、
としみじみ。
そんな静さんにとって木育とは何ですか?
という問いへの答えがこちら。
ちなみに静さんは人柄のよさを裏付けるように、哲学についてめちゃくちゃ詳しくて
(よく人間学の本とかも読んでいる)
それは保育園のときからお父さんに刷り込まれた英才教育だそうです。笑
そういう、一見天然の才のようで
実はすごく考えて学んで分かろうとして
積み重ねているところも大好きです。
ずっと味方でいますから
そのまま進んでいってくださいね〜!
さて。
たぶんここまで読んでくださったみなさん
同じことを思っているはず、
今度案内するから彼女に会いに
なかよしライブラリーに
行きましょうか?♡
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