12月の初めに、チェンナイから南へ車で1時間程降りた遺跡の町、
マハバリプラムに向かった。
石造でできた寺院が海のすぐ近くに建っているのだ。
チェンナイよりもさらに低い建物と広い道のために
開放感のある場所で車を降りる。
直射日光が文字通り人々を射し、チェンナイよりも2,3度高い気がする道を
海と寺院に向かって歩いていく。
300m程を歩くうちに、背中の汗が服に張り付く。
ひたすらに暑い。
途中で砂浜に変わったおかげでサンダルの隙間から砂が入り、
汗のせいで足に砂がくっついていく。
12月は新年に向けて、身を清めに沐浴をする人が増える。
寺院のそばにある海は恰好の沐浴スポットのようで
この日もたくさんの人がいた。
赤や(ターメリックのような)黄色、というのは、
お祈りのための色にあたり
女性たちは赤や黄色のサリーを身に纏い、
海へと進んでいく。
沐浴は”Holy Dip”というのだと
一緒に来たインド人の友達に教えてもらい
なんてそのままのその通りの単語なのかと驚く。
Holy Dipをして、寺院に行きお祈りをする。
家族や知人や自分の日々が続いていくこと、
続けていくこと、紡いでいくこと。
単調な日々を過ごしたい人と過ごしていくことを
きっと彼らは祈っているのだと思います。
私もHoly Dipをしていなくとも、
祈っていたいと思います。
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