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ゆず

  • 執筆者の写真: 02:00
    02:00
  • 2019年8月30日
  • 読了時間: 1分



「財布は小さい方がいいな」


憧れの先輩の言葉に驚いた。




いつもかばんの8割を占領している、


カードをパンパンにつめた


自分の長財布を思い浮かべて




「物が入らなくないですか?」


と聞いてみる。





「最低限のものだけあればいいかなって」



見せてもらった財布は本当に小さくて


そのままお会計に立ち上がった先輩は


身ひとつに見えた。





なんだか


その先輩の軽やかさの秘密が


分かった気がした。






その日から


次の財布は小さいもの、と決めていた。


12年ぶりの財布新調!








高校入学のお祝いに母が買ってくれた財布は


革でできていた。







「使うほど味がでるよ」


の言葉を信じて


古くなっても使い続けた。


1度も変えたいと思わなかった。




革が好き、の気持ちの原点。






ここからの10年、どうぞよろしく。






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